昨日は、今日のお客様のために5時から築地に行って買い出しです。
あじ、さば、合鴨、スペアリブ、etc.etc....

食いしん坊さんと呑兵衛さんのほころぶ顔が見たくて、お好きな物を朝から仕込みます。
SectionRのおもてなしの定番の一つは、酢締めのあじ。

これがどのお客様にも大人気。

九州は福岡の定番「あじごま」にしたり、酢飯を作ってお寿司にしたり、おひたし、マリネと大活躍してくれます。


皆さんもご存じのように、あじは「味がいい」から名前がついたという通説が有るぐらい重宝すお魚ですが、捨てるところが少ない魚でもあります。


昨日のSectionRの賄いは、「あじのたたきとほうれん草の辛子醤油和え」、「あじの障子焼き」、「あじの中骨のおすまし」、「鯖の子の煮付け」、「ご飯」でした。

「あじのたたきとほうれん草の辛子醤油和え」は酢締めにしたあじを荒くたたいてほうれん草と辛子をきかせた酢醤油であえました。

「あじの障子焼き」は、あじの中骨をつけだれにつけてグリラーで焼きます。

「あじの中骨のおすまし」は、カリッと焼いたあじの中骨を水から煮出して作ります。

「鯖の子の煮付け」はしめ鯖にした鯖がお腹の中にたっぷりの卵を持っていたので、生姜と一緒に甘辛く煮付けたおまけ。

あじを2～3尾捌くと、あじづくしの一膳のできあがり。

とっても素敵な昼食でした。

[レシピはこちらから>>]より続きをご覧下さい。


レシピブログのランキングに参加中♪　よろしければクリックしてくださいね♪

障子焼き。
魚を捌いた後の中骨をたれに漬けて焼いた物。

昔から料理人さんがお客さんに出した後の中骨を賄いで調理して食べていたレシピです。

古い知り合いの商家の女将さんは、
「昔は旦那が一番いいところ食べるじゃない。私もお刺身で食べたいんだけど旦那がケチでさ。だから私は中骨にたっぷり身をつけて捌いて、後で食べていたの。」
とカラッと笑っていました。




＜あじの障子焼き＞ 2人分 調理時間： 15分

あじは「味」がいいからあじとついたという程美味しいお魚です。捨てるところもほとんどありません。自分で三枚におろしたときは中骨をどうしていますか？骨せんべい？障子焼きはいかがでしょうか。乙な物です。
甘辛い醤油味


[材料]
あじの中骨.....4枚

A
・醤油.....大さじ1
・みりん.....大さじ1
・酒.....大さじ1

粉山椒.....適量

[作り方]

(1) Aをバットにあわせておく。あじの中骨をバットに入れ両面5分ずつAに浸して下味をつける。
(2) フライパンにクッキングシートをひき、1.のあじの中骨を並べて入れ中火で両面をこんがり焼く。
(3) 器に盛り粉山椒をお好みでふる。